2018年の総括<読書習慣など>
今日も残すところわずか。せっかくなので2018年の総括をする。
Photo by Stanislav Kondratiev on Unsplash
1年間のブログについて
読書が習慣になり、読んだ内容を忘れないようにブログに書くようになった。
結果として、このブログを開設してから最多の記事数を投稿した(この記事を含めれば20記事)。
一時は読書ペースとブログペースが合っていたが、最近は読むペースが速くなり、ブログが間に合わなくなってきたため、軽く感想をメモして、読書メーターにとりあえず記録するスタイルに移行しつつある。
しかしながら、今後も書いていけるようがんばりたい。
読書習慣について
意識して読書を習慣にしたいと思ったわけではなかったが、うまいこと習慣がついたので、うまくいった理由を書いておく。
図書館で借りる
- 返却期限があると、否が応でも読む。
- 計画的に読み進めていたが、返却期日にまとめて読むこともあった。
- 大事 :目標を分かりやすく、明確にすること。その目標を達成すること。
短編を選ぶ
- 100P前後の短編だと読み進めやすいことに気づき、基本的には短篇集を読むことにした。
- 短編は起承転結がわかりやすいし、一気に読めるので、続きが気になるというストレスがなくなる。短い移動時間でも読み進めようという気持ちになる。
- 大事 : 続けやすい方法をとる。得意を伸ばす。
感想を書く
- あらすじは思い出せるのにタイトルは思い出せない……ということが何度かあったため、タイトルとあらすじはメモしておかなければいけないと気づいた。
- 記録することで達成感も高まり、感想を書こうと意識することで物語の理解が深まった。
- 大事 : 達成感。単純作業だけではなく、頭を使う作業を混ぜる。
ベスト本
1年間で読んで良かった本。
感想ブログを書いた中では「歌おう、感電するほどの喜びを!」。
この本を読んで、ブラッドベリのノスタルジーに取り憑かれた。「さよならの物語」をこの歴史的節目に読めてよかった。
「華氏451度」も長編ながら読破したし、ディストピアつながりで「一九八四年」も読むきっかけとなった。
- 作者: レイ・ブラッドベリ,伊藤典夫
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2014/04/24
- メディア: 文庫
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ベスト短編
本ではなく、作品から選ぶとしたら、
「万華鏡」 (レイ・ブラッドベリ, 「刺青の男」)
と
「輝く断片」 (シオドア・スタージョン, 「輝く断片」) 。
人生の意味はなにか。生きようとする人間の力強さ。 そういう作品に惹かれる。
蛇足「一九八四年」について
- 作者: ジョージ・オーウェル,高橋和久
- 出版社/メーカー: 早川書房
- 発売日: 2009/07/18
- メディア: ペーパーバック
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ブログに感想を書かなかったので今年中にメモ。
ディストピア小説として有名な作品だったので、かなり期待してしまったのもあった。
序盤のディストピア世界観・独自言語・独自用語はSFなのだが、最後まで読むと、この作品の欠陥は現実世界にも当てはまることに気づいてしまう。
ディストピア小説ではあるが、社会を浮き彫りにするバイブルだ。
例えば、
事実は後から捻じ曲げられる こと。
小説の中だけでなく、根も葉もない噂や憶測が飛び交う現実世界でも起こっていることなのだ。
過去の記録は簡単に書き換えられる。人もいずれは書き換えられた記録を真実と思い込む。 その恐ろしさを考えてしまう。
最後に
自分も、自分の周りも、社会も、色々あった1年間だった。
個人的には、見識、知識を深められた1年間だった。
来年もがんばっていきます。